あゆ(享年推定5歳以上)
昨年12月頃からご飯の食べが悪くなり風邪をひいてなかなか治らず、痩せてきました。
エイズキャリアなため、抵抗力が落ちて来たんだなぁ〜と。
今までは風邪をひいても何とか自力で治してきましたので、いつも「あゆ、頑張って治すんだよ」と見守るしかできない子でした。
保護してから2年たちますが、人に対しての警戒心が強くなかなか触らせてくれず、最近になってようやく鼻チュンやご飯を食べてる時ならお尻ポンポンができるようになってきましたが、家庭内野良状態でした。
それでも穏やかで仔猫達には優しく世話をしてくれてました。
保護時の年齢が推定3歳以上かな?
しかもエイズキャリア。
野良猫でエイズキャリアだと3年〜5年生きるのがやっと。
あゆは助けを求めて我が家にやって来たのかも?
避妊手術後には体調を崩して死にかけましたが何とか回復。
小柄で可愛いあゆは、食の好みもうるさくて気に入らなければ食べないし、仔猫達が横取りしても黙って譲ってあげるような優しい子でした。
いわしがFIPを発症して闘病している時も食べたり食べなかったりで、風邪も治らないので何とか網で捕獲して病院へ連れて行きました。
網の中でも激しく抵抗して暴れるので、私と先生も負傷したくらい大変でした。
何とか診察して注射をしてもらいました。
食べてないので貧血で呼吸も苦しくなってる。
免疫力が落ちているから日和見感染でも重症になる。
痩せてきているからエイズが発症したのかも?
はっきりとは解りませんが、あゆは薬も飲まないのでもう自然に任せようと。
痩せてきている猫に無理やり食べさせてはいけない。
苦しくなるだけだと。
触れないので強制給餌もなかなかできず、追い詰めて無理やりシリンジで口の中に流し込むのもストレスだなぁ〜と思いながらできる事のケアはやりました。
2月の下旬には、呼吸が苦しそうになり暗い場所へ潜むようになりました。
いよいよだめかな?と覚悟をしましたが、栄養補完食品を何とか注入したら一旦回復しました。
凄い生命力✨
ですがほとんどご飯は食べなくなっていました。
猫は枯れて亡くなると聞きます。
亡くなる準備をするために食べなくなるところに、無理やり食べさせると苦しくなるだけだから、自分で食べるまで待つのがいいと。
生きて欲しいからつい無理やり食べさせてしまう。
それが猫にとっては苦痛なんだなぁ〜と。
いわしの時は無理やり食べさせていたから亡くなる日の朝は半ば諦めてた感じがあったから苦しかったんだなぁと。
後悔が残っていました。
なのであゆには無理やりはやめようと。
4/8娘の大学が始まるので他県まで送って行く日の朝、あゆの様子が悪い感じがしました。
もしかしたら送って行ってる間に亡くなるかも?
不安になりながら夕方早目に戻ってきてみたら
「良かった、生きてた」
でも苦しそう。
待っててくれたのか。
でも本当に今夜虹の橋のたもとへ旅立つなと感じました。
夜10時半頃から痙攣と嘔吐が始まり、苦しみ出しました。
いわしの時は、1回目の痙攣のあとすぐに心臓が止まりましたがあゆは何回も痙攣、嘔吐を繰り返して見ている方が辛くなるほど苦しみました。
発作が収まると、嘔吐の水分で体が濡れるのでそれを綺麗にふきまた寝かせる。
それを何回も繰り返して、
4/9日の1時42分
最期の発作のあとスーと息が止まりました。
体中の水分を出し切るかのようにして亡くなりました。
体中汚れてしまったので蒸しタオルで綺麗にして、抱っこをしました。
保護してから初めての抱っこ。
痩せて軽くなったあゆ。
助けてあげれなくてごめんね。
でも最期を看取れて良かった。
独りであんなに苦しんでたら可哀想だった。
保護活動を初めて最初のエイズキャリアの猫でした。
4/9にお空に昇りました。
その日は先月亡くなったいわしの月命日でした。
いわしが呼んだのかな〜