ピリカのブログ

2021年度初の仔猫は海の街からやってきた

4月中旬

昨年メス猫2匹をTNRして仔猫を保護した方から連絡がきました。

知人が保護をした仔猫の貰い手が決まらなければ保護をして欲しいと。

海の街の元漁師さん宅に置いてあった漁に使う網をいれたダンボール箱の中で出産したようでした。

人間に見つかってびっくりした親猫は1〜2匹の仔猫を連れて逃げたようです。

最初に見つけた時は5匹いたと思ったけど、夜まで待ってたけど親が帰って来ないから見に行ったら3匹残っていた。

まだ肌寒い夜に、このままでは死んでしまうと、保護をしました。

しかしそこのお宅には犬がいて、しかも乳飲み子の仔猫はどうしたらよいか解らない。

猫を飼っている親戚の方が保護を引き受けてくれました。

その方は飼い猫をミルクから育てた経験があるので小さな命を助けるために協力をしてくれました。

3匹のうち2匹はすぐに貰い手がついたので離乳食が食べれるようになるまで育てて譲渡することになりました。

3匹の乳飲み子を育てるのは大変です。

生後1週間くらいの仔猫は3〜4時間おきの授乳や排泄の補助、保温など手間が大変かかります。

更にミルクの飲みが悪いとなると心配で寝不足MAXになり不安になります。

結局2匹をピリカで引き受ける事になりました。

ピリカでは個人からの直接の保護依頼は基本受けていませんが、状況により引き受けられる場合は交渉して保護をします。

代表の私以下ほとんどのスタッフが働いているため、できる範囲でしか引き受けができません。

活動はボランティアですが仔猫を育てて譲渡するためにはお金がかかります。

引き受ける際には、金銭面での負担のお話もさせてもらいますのでご理解をお願いします。

最初引き受けたのは白と黒の2匹。

生後3週目くらいで体重300グラム。

まだミルクを飲まないといけない週齢。

昨年は生後10日位の120グラムしかない小さな仔猫を育てたので、その子に比べればとても楽で黒猫をかれい、白猫をひらめと名付けました。

もう1匹は近所の方が欲しいというので、手元においてしばらく育ててから渡すつもりでしたが、兄妹の中で1番小さくてミルクの飲みが悪く心配で渡せ

ないとなり、1週間後にひらめと交換しました。

ひらめは既に貰い手がついていたので、ピリカの譲渡規約に基づいて譲渡するので親戚の方にはピリカのミルクボラとして育ててもらうことになりました。

交換した仔猫は黒猫のメスで少し小ぶりでしたが、ピリカ特性ミルクを飲ませて元気になってきました。

大きくなるように「まんぼう」と名付けました。

こうして運の良い仔猫達はミルクボラさんと代表の私とで育てる事になりました。

譲渡会にデビューする2ヶ月まで愛情いっぱいに育てます💞

優しい方達の連携で繋がった小さな命が、新しいお家の家族に迎えてもらうまで、私達スタッフは頑張ります。

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