最大の試練の始まり
2023年5月18日
やっこーずが順調に育ってきてたある日。
子猫シーズン到来。
朝から市役所環境課から子猫の保護依頼が入りました。
車のエンジンルームから子猫3匹救出したけど保護してくれないか?と。
野良母猫が前日の大雨をしのぐためか、車の中に避難をさせたようです。
母猫は近くをウロウロしていたようですが、諦めてどこかに行ってしまったと。
保護をしてくれた方は犬を飼っていて猫の事はわからないけど可哀想だから助けてあげてくださいと。
保護費用を払って託してくれました。
ピリカは保護は有料です。
ボランティア団体でどこからも補助がなくて
自助努力で活動しています。
保護した子猫はフルコースで検査をすると15000円以上かかります。
その後病気が発覚すれば治療費もかかりますし譲渡をするまでには、ごはん代やトイレ砂と諸々にかかります。
なのでせめて最初の検査代の半分位は頂きたいと有料にしています。
皆さん保護をしたいけどできない。
だけど助けたいと言う気持ちで保護費用を払ってくれます。
私達は保護を引き受けたからには全力で
助けます。
現場に駆けつけて3匹を保護。
生後3〜4週くらいかな?
これぐらいだと離乳食でいけそうだから
楽だなぁ~と思いながら車で帰ってる途中に、
TNRを専門にやっている個人ボランティアからメールが入りました。
この3匹はあいごシリーズ
野良猫にご飯をあげてたら倉庫で出産した。
困るので子猫を川に捨てるだ山に捨てるだと
依頼者が騒いでいる。
困るって…
あなたがご飯をあげてたんでしょ?
相談されたボランティアも困り果てて
現場から昨日産まれたばかりの
乳飲み子6匹を保護したからみてもらえないか?
という内容でした。
一瞬
『はぁ?何言ってるのかわからない。
母猫がいるでしょ。
せめて1ヶ月はそこにいさせてあげれば
いいでしょ』
動物の遺棄は犯罪ですよと返信。
母猫を今日避妊手術に連れていったので、
もう6匹を保護していると。
耳を疑いました。
出産した翌日に避妊手術に連れて行く?
1〜2時間おきに母乳を飲まないと死んでしまうのに母猫と離した?
あり得ない行動に怒り爆発💢💢
人間が乳飲み子を育てるのがどんなに大変か。
4月末に保護したやっこーずがやっと離乳食
開始になったばかりで、
ようやく寝れる〜と思ってた矢先。
『私が断ったらあなたが見れるんですか?』
と聞いたら
『見れません』
わけわかりません。
とにかく今三匹保護したばかりで、そのまま病院に行き家に戻りやっこーずにミルクと離乳食をあげないといけないから、乳飲み子を暖めておいてくださいと指示をしました。
そこからが大変
スタッフに連絡をして、乳飲み子を迎えに行ける人を探して、その間に病院、やっこーずの授乳と保護した3匹の受け入れ準備、離乳食あげたりとてんてこまい💦
何とか迎えに行けるスタッフと連絡がついて、うちに連れて来れたのが夜10時過ぎ。
小さいキャリーに入っていたのはまだ体が湿っているネズミのような黒い固まりが5匹と茶色が1匹。
また6匹きたぁ
地獄の始まり…
スタッフと一緒にすぐに排泄をさせて授乳。
小さ過ぎて潰しそう。
全力でやらなければすぐに死んでしまいそうなレベル。
何とか授乳が終わり暖かくした特性ダンボールでスヤスヤ寝だした。
生きるんだよ。
0時近くまでスタッフが手伝ってくれたので助かりました。
その後、やっこーずと保護した3匹に離乳食をあげて、他の大人猫達に夜食をあげて力尽きたのは多分3時頃。
私が死にそう😵💫
3月初めに保護したシロキジ君
10ヶ月もお外で頑張りました。
人馴れ修行中です。
怖くて固まってます😅
譲渡会デビューできるように頑張ろうね😸
たまには可愛いやさぐれ女子